2015-01-01から1年間の記事一覧
〜芋蔓〜日本ばちかん巡り(その3)から〜 若干ちょっと、気になるニホン語山口 文憲筑摩書房Amazonで詳細を見る 別の本を探して「言語」的なコーナーの背表紙を睨みつけていたときに、たまたま著者名「山口文憲」が目に入った。 ばちかん巡りの人では? 言…
〜芋蔓〜日本ばちかん巡り(その2)から〜 日本ばちかん巡り山口 文憲新潮社Amazonで詳細を見る さあ、そしてあとがきである。 本書の「はじめに」で、私は、「あえて取材に応じてくれた各教団の度量はたたえられていい」と書いた。しかしいまでは、正直に…
〜芋蔓〜日本ばちかん巡り(その1)から〜 日本ばちかん巡り山口 文憲新潮社Amazonで詳細を見る 続きです。 さて、内容はというと。 もう一度、目次を見てみましょう。 オウム真理教―六年目の夏 天理教―おぢばという名の磁場へ 金光教―人もたちゆき神も立ち…
〜芋蔓〜生きるとは、自分の物語をつくることから〜 〜芋蔓〜理屈は理屈 神は神から〜 日本ばちかん巡り山口 文憲新潮社Amazonで詳細を見る 金光教を検索していたら出てきた。 日本における宗教団体の聖地を訪れたルポルタージュ。 この本の中で、訪れた聖地…
〜芋蔓〜生きるとは、自分の物語をつくることから〜 理屈は理屈 神は神かんべ むさし講談社Amazonで詳細を見る SF作家であるかんべむさし氏が、金光教に入信するに至った経緯などを書いた体験記、になるのでしょうか。 あの方(サトウサンペイ)に「ドタンバ…
生きるとは、自分の物語をつくること (新潮文庫)小川 洋子新潮社Amazonで詳細を見る 仕事で社内のあまりよく知らない人(50代前半男性)と長時間車で移動することがあり、共通の話題を探す中で、村上春樹好きという前情報もあったことから、「どんな本を読む…
〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 1年近くこの企画をあたためて(?)いた間に、いろんなときめきタイトルに遭遇した。 列記する。 どれも読んでいない。 (11)元気で大きいアメリカの赤ちゃん(原題はNice Big American Baby) (12)君は永遠にそ…
〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 サルなりに思い出す事など ―― 神経科学者がヒヒと暮らした奇天烈な日々ロバート・M・サポルスキーみすず書房Amazonで詳細を見る (10)サルなりに思い出すことなど タイトルに惹かれて読み、内容もおもしろかった。 …
〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 神聖喜劇〈第1巻〉 (ちくま文庫)大西 巨人筑摩書房Amazonで詳細を見る (9)神聖喜劇 ダンテの神曲の原題は「Divina Commedia」、英語で言えば「Divine Comedy」、直訳すれば「神聖なる喜劇」。 そうだったのか! 神…
〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 白河夜船 (新潮文庫)吉本 ばなな新潮社Amazonで詳細を見る (8)白河夜船 中学生のころ、タイトルが気に入って読んだが、内容は少しも覚えていない。 こういう四字熟語が存在するということを今知り、ますます気に入…
〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 ライ麦畑でつかまえて (白水Uブックス)J.D.サリンジャー白水社Amazonで詳細を見る (7)ライ麦畑でつかまえて タイトルに対してはむしろ拒否感に近いものも持っていたが、何の加減か読んでみたところ、予想と全然違っ…
〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 今日、本の雑誌社の営業マンの日記(「帰ってきた炎の営業日誌」杉江由次)の中で、ときめきタイトルをみつけた。 8月10日(月) 金曜日から「絶対客注の電話が鳴り続けるよ」と予想していた津野海太郎著『百歳から…
〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 百年の孤独 (新潮・現代世界の文学)G.ガルシア=マルケス新潮社Amazonで詳細を見る (6)百年の孤独 格調高いタイトル。これは読んだ。 最初に読んだガルシア=マルケスは「エレンディラ」という短篇集で、これが気に入…
〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 いやなことは後まわしパトリック モディアノパロル舎Amazonで詳細を見る (5)いやなことは後まわし 原題は「Remise de peine」で、「恩赦」や「特赦」のような法律用語だそうです。 地元の図書館の海外文学コーナー…
〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 ランゲルハンス島航海記ノイロニムスN博品社Amazonで詳細を見る (4)ランゲルハンス島航海記 ランゲルハンス島って高校の生物で習うと思うのだがどうでしょう。 膵臓の中にあるインシュリンを出す組織?ですよね。 …
〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)中島 らも文藝春秋Amazonで詳細を見る (3)永遠も半ばを過ぎて 中島らもはわりと読んだつもりだが、これは読んでいないし、「どんな内容だっけ?」と調べるたびに読む気を萎えさせてき…
〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 ねじの回転 (新潮文庫)ヘンリー・ジェイムズ新潮社Amazonで詳細を見る (2)ねじの回転 どういうジャンルの小説なのかタイトルからはさっぱり分からないが、引きつけられるものを感じる。 本書を対象とした評論は読ん…
〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 妹の力 (角川ソフィア文庫)柳田 国男角川学芸出版Amazonで詳細を見る (1)妹の力 姉好き、長女好きという人たちも一定数いるが(具体的に知っている!)、妹の力というものはすごく感じる。 実際には「いものちから…
twitterで #本のときめきタイトル10選 というハッシュタグがあった。 こんな感じ。 http://togetter.com/li/706272 それね!というのや、聞いたこともないけど確かにときめく、というのなどいろいろあって楽しい。 私もやってみたい、と思ったのだが・・・そ…
悪意の手記 (新潮文庫) 中村 文則 新潮社 Amazonで詳細を見る 佐世保の女子高生殺人事件なんかで、「心の闇」ということがよく言われるけど、そんなものは本当はないんじゃないだろうか、と思った。家庭環境に問題があったのかもしれない。でも、似たような…
〜芋蔓〜「明恵上人」から〜 聖地アッシジの対話―聖フランチェスコと明恵上人河合 隼雄・ヨゼフ ピタウ藤原書店Amazonで詳細を見る キリスト教の原罪という感覚が分からず、日本人のキリスト教徒は原罪という感覚を体得してるのかな〜?などという疑問でGoog…