芋蔓読書

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日本の小説

芋蔓サイコパス

サイコパスに関連する(と私が思っている)本をいろいろ読んだので、まとめてみよう。 なんとなく気になって読み始めたきっかけは、佐世保の女子高生の事件だったと思う。事件の概要をどこかから引用しようとしたが、なんかいろいろ差し支えあるかもなので、…

神聖喜劇

〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 神聖喜劇〈第1巻〉 (ちくま文庫)大西 巨人筑摩書房Amazonで詳細を見る (9)神聖喜劇 ダンテの神曲の原題は「Divina Commedia」、英語で言えば「Divine Comedy」、直訳すれば「神聖なる喜劇」。 そうだったのか! 神…

白河夜船

〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 白河夜船 (新潮文庫)吉本 ばなな新潮社Amazonで詳細を見る (8)白河夜船 中学生のころ、タイトルが気に入って読んだが、内容は少しも覚えていない。 こういう四字熟語が存在するということを今知り、ますます気に入…

永遠も半ばを過ぎて

〜芋蔓〜#本のときめきタイトル10選から〜 永遠も半ばを過ぎて (文春文庫)中島 らも文藝春秋Amazonで詳細を見る (3)永遠も半ばを過ぎて 中島らもはわりと読んだつもりだが、これは読んでいないし、「どんな内容だっけ?」と調べるたびに読む気を萎えさせてき…

悪意の手記

悪意の手記 (新潮文庫) 中村 文則 新潮社 Amazonで詳細を見る 佐世保の女子高生殺人事件なんかで、「心の闇」ということがよく言われるけど、そんなものは本当はないんじゃないだろうか、と思った。家庭環境に問題があったのかもしれない。でも、似たような…

道元の冒険

道元の冒険 (新潮文庫 草 168-3)井上ひさし新潮社発売日 : 1976-04ブクログでレビューを見る» 道元の冒険井上ひさし新潮社発売日 : 2013-12-06ブクログでレビューを見る» 井上ひさし氏が亡くなった時(2010年)、そういや全然読んだことないな〜と著作リスト…

 ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)

〜芋蔓〜「ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉」から〜 〜芋蔓〜「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」から〜 ねじまき鳥クロニクル〈第3部〉鳥刺し男編 (新潮文庫)村上 春樹新潮社発売日:1997-09ブクログでレビューを見る» おもしろいかといわれればおもしろい。…

 ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 (新潮文庫)

ねじまき鳥クロニクル〈第2部〉予言する鳥編 (新潮文庫) 〜芋蔓〜「こころの声を聴く―河合隼雄対話集」から〜 〜芋蔓〜「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」から〜 村上 春樹(新潮社) ねじまき鳥クロニクル〈第1部〉泥棒かささぎ編 2巻で終わる予定だったよ…

 アメン父

〜芋蔓〜「神の微笑」から〜 田中 小実昌 / 講談社 (2001/01) ずっと以前に田中小実昌の「ポロポロ」を読んだ。 ポロポロ (河出文庫) 短編集で、表題作の「ポロポロ」は、キリスト教の牧師さんであったお父さんとその周辺のお話だったと思う。忘れた。 その…

神の微笑

〜芋蔓〜「芹沢光治良―人と文学」から〜 芹沢 光治良 / 新潮社 (2004/01) 神の微笑 (新潮文庫) とにかく、まず、「教祖様」が書かれたいきさつが分かった。 天理教の出版関係からの依頼があったが、教団幹部との温度差があったり、資料の提供がスムーズに受…

 教祖様

〜芋蔓〜「マホメット」から〜 芹沢 光治良 / 新潮社 (1996/06) 教祖様 (芹沢光治良文学館) 天理教の教祖中山みきの伝記(小説?)。 昭和25年〜昭和32年に「天理時報」に連載されたもので、私が実際に読んだのは昭和34年の単行本。 天理教には興味も知識も…