芋蔓読書

はてなダイアリーから引っ越しました

脳のなかの幽霊、ふたたび



今日からは、とにかくタイトルだけでも書いていこう!


10年近く前に「脳のなかの幽霊」にとても感銘を受け、いろんな人に布教してまわったが、そのときに布教した人から「続編が出てたね」と教えてもらったので読み始めている。
これもとてもおもしろい!
脳や知覚ということについておもしろいだけでなく、科学のよさというか楽しさという点においてとてもすばらしい!「脳のなかの幽霊」でも思ったことだけど。


それは、著者も意識していたことなんだなー、と「はじめに」を読んで思った。

科学がいちばんおもしろいのは、まだ揺籃期にある頃−実践者たちがまだ好奇心に動かされ、単なる9時5時の仕事として「職業化」されていないときです。
(中略)
ゲシュヴィント的な神経学では、第一原理からでてくる素朴な問い(小中学生が訊きそうな、しかし専門家が答えるのはむずかしいというたぐいの、ごく単純な問い)を発することがまだ可能です。この分野ではファラデー式の、とにかくあれこれやってみるという研究方法で、驚くような答を見つけ出すことが、まだ可能なのです。


これがすばらしいところですね・・・
そんなことが、最先端の脳の分野にあるというのがね。
でも、アイデア次第で、同じようなことが可能かもしれないのかな。


茂木健一郎さんが「アハ!体験」といってるのは、出典があるのかな?
この本にも「アハ!」が出てくるけど、「アハ!」って、英語の「a-ha!」のことかいな。